SERVICE ろう付け加工
CONCEPT「ろう付け」に対する想い
Amazing Braizing.
ろう付けの技術は、およそ3000年以上前に起源があると言われている接合技術です。
一説によると、有名な「ツタンカーメンの黄金の棺」製作にもろう付け技術が使用されたと言う話が残されています。
日本も高度経済成長期には多くのろう付け職人が活躍し、成長の一端を担っていました。
しかし、技術革新により機械加工技術などが発達する事により活躍する場所は縮小していきました。
年月は経ち、当時の職人達は高齢を迎えています。
縮小するマーケットの中、次世代の担い手の育成が上手くいかず技術継承がされないまま今日に至っているケースも多くあります。
近年は、高齢による廃業や後継者不在による廃業など業界として寂しい話を多く耳にするようになりました。
当社は、「ろう付け」技術を後世に残していく事、
また技術を磨き発展させていく事が「ろう付け」技術への恩返しであり使命であると考えています 。
ろう付けを必要とする全てのお客様に満足頂けるよう「Amazing Braizing」をコンセプトに日々精進していきます。
ろう付け加工とは
ろう付けは、金属接合方法の一種
で、接合部を溶かすことなく
母材同士を媒介する「ろう」を溶かすことにより接合する技術です。
ろう付けの特徴とは
- FEATURE 01
異種金属・同種金属の接合が可能である。
- FEATURE 02
母材を溶かさないので、薄物や精密な部材の接合ができる。
- FEATURE 03
複雑な形状や、アッセンブリを伴う接合の対応が可能である。
- FEATURE 04
ろう付けフィレットが完全に形成されていれば、気密性や水密性に対して十分信頼ある継手となる。
ろう付け加工(銀ろう付け)
ウチダでは、銀ろうを用いた「ろう付け」による異種・同種金属接合を行っております。
加熱方法は、「高周波誘導加熱」による非接触加熱、
「バーナー」による直接加熱を採用しており製品に最適な手段にて対応いたします。
複雑な形状や、 アッセンブリを伴う接合も対応可能です。
試作から量産までお任せください。
( RoHS2対応もご相談ください。)
高周波誘導加熱とは
高周波誘導加熱とは、金属を非接触で自己発熱させる方式で、ろう付けや焼入れなどに利用されています。
交流電源に接続されたコイルの中に金属棒を挿入すると、コイルと金属棒は離れているにも関わらず金属棒自身が発熱していきます(非接触で自己発熱)。
これが誘導加熱です。
交流電流によって被加熱物の表面付近に高密度のうず電流が発生し、そのジュール熱で被加熱物の表面が発熱します。
この方式は被加熱物に電流を流す直接加熱式方式であり、非加熱物が導電体(金属、カーボン等)であることが条件になります。
絶縁体を誘導加熱する場合は、導電性の容器に被加熱物を入れて容器を誘導加熱して熱伝導させる関節加熱方式をとります。
ろう付けによる接合が可能な金属
ウチダでは、ろう付け加工が難しいとされる
異種金属・同種金属の接合が可能です。
-
鉄-iron
-
銅-copper
-
真鍮-brass
-
ニッケル-nickel
-
ステンレス-stainless
-
チタン-titanium
-
ニッケルチタン-NiTi
-
貴金属-metal
-
超硬-cemented carbide
-
アルミニウム-aluminum
ウチダが選ばれる
3つの理由
- 01
柔軟性
様々なご要望に柔軟に対応
お客様に課題に沿って、クライアント目線で課題解決のために柔軟に対応いたします。
- 02
対応力
試作品、少量多品種から量産まで対応
当社では、試作品、小ロット品、量産品の全てに対応いたします。
納期に関しても、ご要望に沿えるよう対応させて頂きます。
- 03
技術力
確かな実績と経験
当社では、40年以上に渡り「ろう付け」と向き合ってきました。
様々な要望に応えながら積み上げた実績と経験があります。
最適化つ最善の方法でご対応させて頂きます。
その接合を可能にします。
お客様からの「この接合できるかな?」に応えます。
わたし達はこれまでの加工実績からお客様の目的を達成するための最適な方法を導き出し、お客様のご要望を実現します。
ろう付けに関する様々なご相談やご依頼がございましたら、
ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。